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思い出の中の、そして現在の生活の中のワインと料理、食文化。人として思う事。。。
by vruocculu
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【ヨハンナ】 終了。
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一体いつからブログをお休みしていたんだろう?と・・・反省するが、
ようやく、ようやく2005年から準備していた「ヨハンナ」が、
先日終了した。 

思い起こせば、2005年の「月宴夜」の準備からこの「ヨハンナ」は
準備していたから、かれこれ2年・・・11月17日、1日のために
過ごしていたんだと思う。(実感)
何をしていても、この日のために何かイメージに繋がるか、
何かヒントになるのではないかと、ヨハンナアンテナを
立てていた。
その間、いろんな浮き沈み、落胆などは当たり前の事で、
過去3回のイベントの時と同じようにこの2年弱過ごしていた。

食文化のイベントを始めてから6年。
ルネサンス料理、バロック、中世、今回の初期中世と
正直、正直自分の中にある課題と正面から向き合うために
あったと言ってもいい・・・ものだった。
そして、今回でようやく人としてスタートが切れるはずなのだ。


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開場は地元の某ホテル。このホテルの16Fレストランの壁には空が描かれている。
その空は、天井にまで繋がって大好きな会場。この空がなかったらこの会は始まらないと言っても
過言でないほどいい空なのだ。

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今回はオリーブオイルを味わってもらおうと、
4本のオリーブオイルも用意。
Toscano I.G.P orivastra seggiano
品種:orivastra seggiano
古代エトルリア文明のあったマレンマにあるオリーブ山の古代品種。















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プーリア州
marcinase
:品種コラティーナ
カステル・デル・モンテのまわりに栽培されている品種

















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カステル・ディ・レゴ・オーロ
ギリシャ植民地時代に伝えられたという古代品種トンダ・イブレア
シチリア、イブレイ山の保護指定原産地の品種


















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エミリアロマーニャ、ラベンナ地方のブリジゲッッラという村のオリーブオイル。
品種:ノストラーナ・ディ・ブリジゲッラ
西暦800年の文献にこの村はオリーブオイルの生産地と
書かれているそうだ。







上記3本
カステル・ディ・レゴ・オーロ
ブリジゲッラ
マルチナーセ
<oleaclicca>オリーブオイルをめぐる冒険

orivastra seggianoは info@lapoderinatoscana.comへ



e0121545_11201187.jpg今回の演奏も前回同様、桜井真樹子さんに演奏して頂いた。
彼女の声は、どこまでも会場の絨毯までも震わすぐらいで、
初めて打ち合わせで2005年に(前回の月宴夜)声を聞いた時は、
フラフラになり、思考能力が停止してしまうくらいの衝撃だった。
人の歌声を聞いて、感動はした事はあっても、
思考が停止してしまうほどの衝撃を味わった事がなかったから、
ビックリだった。ぜひ、ぜひこの彼女の声をみんなに聞いて
貰いたい、その一心で桜井真樹子さんと交流をさせてもらい、
前回、そして今回の演奏となった。
(この写真はリハーサル時のもの)
今回の演奏は「ダビデの竪琴」とともに 旧約聖書より
雅歌1章:1−8 4章:16 エレミヤ書31章:31−37
(ヘブライ語にて)
云何唄    の4曲。

桜井真樹子さんHPはこちらから


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ダビデ王の竪琴はこちらへ
そして、「黄金のエルサレム」詩篇137、イザヤ書などからの
イスラエル哀歌。繰り返される、
【黄金のエルサレム、光と赤銅の街よ。
 汝の歌 われは竪琴】
は耳から離れず・・・・
♪Ofra Haza Teryshalaim Shel Zahavはこちらへ







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すっかり、暗くなり、開場の時間。
卓上はシンプルに1本の明かりと【復活草】だけで飾る。
【復活草】エリコのバラ、聖母の薔薇、聖母の手
     マリアとジョセフ、そしてイエスはヘロデ王から
     逃れるためにエジプトヘ向かう。
     その途中老人からこう言ってこの薔薇をマリアへ渡す
     「この薔薇は砂漠に生え、聖なる都エリコの名を持つ
      決して死ぬ事の無い薔薇。
      この薔薇を男の子に送るとその子供は
      素晴らしい人間に育つという言い伝えがあります」

     イエスもずっと生き続け、喜びと幸せを人々に
     与え続けるだろう・・・とマリアは喜んだ。



で、料理は残念ながら当日MCをやっていたため、試作の時の料理をアップさせる事にする。

e0121545_1944144.jpgワインは以前アップさせた通り、
AUGUSTALE
イタリアプーリア州のワイン。
世界遺産カステル・デル・モンテ周辺で栽培されている、
uva di troia100%
ここでは、数字8繋がりの説明をした。
「カステル・デル・モンテ」8角形の塔を8つ円にして、
 8角形の筒状の城。
 キリスト教の聖地エルサレム、岩のドーム8角形で8c完成。
 十字軍遠征8回
 復活を意味する数字8
 ノアの箱船で助かったのは8名
 カール大帝も8角形の礼拝堂を8世紀に建てる
 ヨハンナの生まれたのは814年
 原始キリスト教の秘数3で3乗するとキリストを
 象徴とする数字が8などなど・・・


e0121545_195437100.jpgantipastoの前にハマナスの実のジャムを用意。
ここにも数字8繋がりの話。
伝説秋田男鹿半島。
大和朝廷の坂上田村麻呂は東北を征服し、男鹿を攻める
季節は冬。雪が降り積もる中での戦い。
男鹿には山菜・海藻をとりながら静かに暮していた
蝦夷(えみし)が居た。
その蝦夷(えみし)の男たちは、戦いに破れることを
知り、女や子供たちを船で沖へ逃がした。
その船が沖へ行くのを見届けて、
傷つき、血だらけになった男たちは海へ身を投げる。
その戦いは801年。
それまで白かった「ハマナス」の花は赤く染まり、
蝦夷(えみし)が流した血の涙だと言われている。

征服し、男鹿に移り住んだ朝廷側の人たちは、
蝦夷の人たちの供養に赤いハマナスの実を仏壇に添えたという。
その風習は今でも残っており、お盆にハマナスの実を供えている。そして、私の地元新潟の中条、新発田の一部にもこの風習がある。


e0121545_2061215.jpg次に



Antipasto
SFORMATO PAGANO 異教徒のタルト
UOVA RIPIENI 黄金色の卵

異教徒のタルトはユダヤ人、イスラム教から見ての異教徒(キリスト教)
のタルトの意味。
黄金色の卵は、ゆで卵の黄身にミント・セージなどを混ぜ、
再び詰めなおして、ハチミツ、ビネガーで味付けした卵液を
かけて黄金色に焼いた卵。
ミントの重要性(イザヤ書第8章)、セージの祝福を話した。




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この4本を味わってもらう。





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Olla potrida  ごった煮スープ
農民のスープ
ひよこ豆:旧約聖書の中で諸説ありはっきりしないが
「ハトの糞」と呼ばれていたらしい。
それは貧しい人々の食料を指し示す言葉だったようだ。




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Piatto alla GERUSALEMME
エルサレムの魚料理
この料理は現在シチリアでも見られる料理。
アーモンドミルクの中でタラを煮る料理で
ここでは、生命の源、死の源である水から生まれた
魚をキリストの象徴とし、旧約聖書の予言者ヨナの物語
「大きな魚に飲み込まれ、3日後陸地に戻された」
がキリストの復活に移行している事、
キリストの象徴とされている魚は「食料の糧」「清い食事」となり
「最後の晩餐」にもパンと一緒に描かれている事、
さらに、アーモンドについても
「冬が過ぎ去り、まもなく地上にアーモンドの花が
 咲き乱れるだろう」
と、古代ユダヤ人が歌い、神の象徴としていた・・・
などの話をした。


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Spezzatino di coda di bue
Fichi al pepe
ここでは、塩の話をした。
「神の契約の塩」
「永遠の塩の約束」
「塩の契約」
塩は腐敗を防ぐもの。ゆえ神との契約も腐敗しては
ならない。 塩は信仰などなど・・・。





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Musse di rose
薔薇のムース
これは、薔薇の香りがする料理を食べて頂きたかった
事を重点とし、次回?の古代ローマ時代料理再現のときに
薔薇の話をするとして、今回は復活草の話をした。


今回、【ヨハンナ】を通して聖書というものを読み続けてきた。
自分にとっては長い、長ーーーい道のりだったと思う。
それを、どんなイメージにするのか、どんな空間にするのか、どんなもので形にするのかの作業をやってきていて、得る大きな1つがあった。
17日当日の新潟。早朝の空を見るとその空はまさしく
エレミヤ書 31章35節
「昼の光として 太陽を与え・・」
の様な太陽がキラキラと雲間から昇って行くのを見た。 その太陽はそのままこの会が行われるまでの昼の間、光は地上を照らし続けてくれていた。

そして、会が始まる頃。会場の大きな窓には暗い空が広がり、その空の上から地上へ一直線に光る雷が見えていた。開場する前のほんの一瞬、風が会場に吹き込み、テーブルのローソクの火を揺らし、そして開場となった。
この会を進めている間、雷は光、風が吹いていた。

食事も終わり、桜井真樹子さんの演奏がオープニングBGMと共に始まる。
静かなキノールの音とヘブライ語で歌われる声、そして海の青、泡、光が重なり異空間になる。最後の「云何唄」。女性が歌ってはいけないこの歌をあえて桜井真樹子さんはヨハンナの為、今回最後にこの曲をもってきていた。
前回の【月宴夜】の時はあえて謡わなかったこの曲を今回謡ったのだ。
外は、嵐のようになっていた。雷が光、雨風が吹き荒れていた。その中「云何唄」は会場に流れていた。白い衣裳が揺れ、言霊は会場を揺らし、そして静かに両手を差し出し曲が終わる。


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「昼の光として太陽を与え
 夜の光として月と
 星を与えた主はこう仰せられる
 主は海を起こされ その波はうなる
 その名こそ万軍の主」

 生きる根拠としていた一節

 海より生まれでた人たちは
 太陽の下、月と星の下で生き続けて行く。

 この一節を閉会の挨拶とした。
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Top▲ | by vruocculu | 2007-11-21 09:35 | その他・料理(222)
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